写真展「311を、忘れない。~響きあう私たちのメッセージ展~」

当会関西チームからのレポートをお届けします。展示されたメッセージ写真は、facebookページ「311を忘れない。『原発』国民投票・署名キャンペーン」でご覧いただけます。また同様の写真展は、「アースデイ東京2015」のブースなどでも予定されています。キャンペーンはまだ続いていますので、みなさんもご参加いただけると幸いです。


みんなで決めよう「原発」国民投票・関西チームでは、2月11日(祝)に写真展「311を、忘れない。~響きあう私たちのメッセージ展~」を、大阪市内靭本町のギャラリーで開催しました。古いビルの一室をギャラリーとして貸し出している場所で、レトロな雰囲気と温かい光で満ちた空間でした。

展覧会エントランス

12月23日よりスタートした「311を、忘れない。署名提出キャンペーン」では、(1)「『311』について忘れたくないあなたの気持ち、あなたの体験」、 (2) 「あなたの『原発』国民投票への思いや、『原発』国民投票を通じて叶えたい未来/社会」という2つのテーマでメッセージ写真の撮影・送付を呼び掛け、また街頭で写真撮影を行いました。今回、これまでに全国から寄せられた66枚の写真を会場に展示。ひとりひとりの思いから紡ぎだされた言葉は深く、心に響くものでした。

当日は、写真展示のほか記録映像二本の上映と、詩の朗読も行いました。

展覧会の様子

一本目の映像「原発都民投票~これまでとこれから~」は、2011年末から2012年にかけて東京都で東京電力の原子力発電所稼働の是非を決める住民投票を実施して欲しいという直接請求を行ったときのドキュメンタリーです。ごく普通の市民が、2ヶ月間で32万筆以上の署名を集めるに至るまでの思いはどんなものだったのか、今改めて多くの人に見て欲しいと思いました。特典映像として、同時期に大阪市でも実施していた大阪市民投票のための署名集めの活動をまとめたスライドショーも上映しました。この大阪での直接請求は、それまで政治に全く興味のなかった私自身が市民運動に関わるきっかけとなった動きでもあり、当時を思い出しました。このときの仲間は、今も社会を良くしようとする様々な活動を続けています。写真展に来られてこの映像を見た方がひとりでも動き出すきっかけになればと思い、企画しました。

二本目の「シェーナウの想い」は、チェルノブイリ事故の後、ドイツの小さなまちシェーナウ市で実際に起きた話のドキュメンタリーです。福島原発事故後の日本での動きと重なる部分も多く、311の後に私の中で起きた思いと、シェーナウの人々の思いとが重なるような場面が多くありました。住民投票により住民の意思を問う機会が作られていたことが印象的でした。課題についてただ賛成・反対を問うだけでなく、投票へ至るプロセスの中で十分に議論が尽くされることによって、結果についての住民の納得感が高まるのだと思います。ドイツで出来たことは、日本でもきっと出来る。住民発のアクションの成功事例のひとつとして、観た人に希望を与えてくれる映像です。

『シェーナウの想い』上映

詩を朗読してくれたのは、吟遊詩人の望月逸子さん。望月さんとは「さよなら原発神戸・マルイ前アクション」で知り合い、この度の朗読をお願いしたところ快諾してくださいました。街頭での詩の朗読を聴き、きっとこの写真展に合うのではとの私の直感は的中しました。311の犠牲者に捧げる詩<祈り>。ことばと音楽とが「響きあう」ことで生まれる詩の世界。写真展のテーマにもなっている「響きあう」が、望月さんの詩の世界と相まって特別な空間となっていました。写真から発せられるメッセージ、温かな光、訪れた人々、コーヒーの芳しい香り、そして詩と音楽で彩られたその時間は、心の鈴を鳴らしてくれる素晴らしいひとときでした。

詩の朗読

署名提出キャンペーンに合わせた写真展は、関西チームとしては初めての試みでした。これまでは「勉強会」「上映会」「お話会」「街頭アピール」など、参加者が発言し、身体を動かすような活動が多かったのですが、新しい表現方法として、じっくりと感じ、受け取っていただくことのできる写真展を、今後も取り入れていきたいと感じました。イベントには一日を通じて25名の方が来場されました。これまで当会のイベントに参加したことの無い友人が、このイベントには自主的に参加してくれていたことが印象的で、私たちとしても気づきを得る機会となりました。訪れた方と企画した側も響きあえた、そんなイベントだったと思います。ありがとうございました。

メッセージ






2015年3月16日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:活動予定

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