メディアはイスラム国の表面的な事しか伝えない。
そしてフランスで起きたテロ事件に関しては『言論の自由』を根拠に断じて許されないことだと避難する。デモでは信じられないくらいの数の人間が集まる。

しかしもし日本で天皇が風刺画の対象にされればさすがに右翼団体が黙っていないだろう。言論の自由は認めるが、みずから自制しなければならないモラルは存在するはずだ。フランス人はそれくらいの事がわからないのだろうか。

実はフランスはアメリカに次いでユダヤ人人口の多い国だ。数字にすれば1%前後だが、社会の中枢部を占めているからその影響力は大きい。

今回のテロ事件も背景にイスラム教とユダヤ教の対立があることを最初に理解しなければなにも見えてはこない。世界を理解するにはユダヤ教、キリスト教、イスラム教という一神教の世界観を理解する必要がある。

日本としてアメリカにくみするか、オスプレイを受入れるかという話も本当はそこまで遡って議論を深めなければ解決できない問題なのだ。今の日本人は何もわからず、今がよければいい、自分が儲かればいいという発想でしかないから救いがない。すでに彼らの支配下にどっぷりと浸けられているのだ。