陸上自衛隊が導入する新型輸送機「MV22オスプレイ」を佐賀空港(佐賀市)に配備する計画を巡り、佐賀県の古川康知事は25日の定例記者会見で、県庁内に「佐賀空港自衛隊使用対策チーム」を新設したことを明らかにした。国から情報を収集し、配備した場合の影響などを探る。
県によると、基地を担当する部署がないため、知事が設置を指示。政策全般を担当する総括政策監をトップとし、空港課や環境課の課長ら計12人で、24日に発足した。
古川知事は会見で、空港開港前に県と地元漁協が結んだ公害防止協定の覚書付属資料に「県は佐賀空港を自衛隊と共用する考えを持っていない」と記されている点に触れ、「(共用が)事前協議の対象になるとも記されており、ありえませんと書いてあるわけではない」との認識を示した。
2014年07月26日 読売新聞