3600億円相当の法外な税金を投入して購入を決めたオスプレイ。佐賀空港への配備が思うように進まないことに焦る政府は熊本への援助物資輸送でオスプレイの使用を強行した。アメリカ側の発表によるとオスプレイ輸送を依頼したのは日本政府であってアメリカの申し入れではないことが明らかになっている。
火事場の押し売りとでも言うべき愚劣なパフォーマンスだ。
自衛隊の中堅幹部でさえも以下のように発言している。
「すでに物資の輸送は、被災地近くの海上自衛隊の鹿屋基地(鹿児島県鹿屋市)から出動したヘリ部隊が行っている。この部隊が機能しているのに、オスプレイを稼働させるのは、あまりに不自然だ」
しかも、自衛隊は、オスプレイと積載量が同等で容積がより多い、つまりたくさん荷物を積めるCH-47Jという輸送ヘリを70機所有しているが、待機状態のままだという。
「もし、大規模輸送が必要なら、木更津の陸上自衛隊第1ヘリコプター団のCH-47Jを使えばいいのに、そちらに要請の動きもなかった。はっきりいって、昨日の作業なら、CH-47Jで十分対応できる」
また、オスプレイが一回に運べるのは9トンまでしかなく、しかも9トン積んだら滑走しないと離着陸できないらしい。熊本では、20トンの物資を運ぶのに2機で2往復したのだ。したがって1回で運んだのは5トンでしかないことになる。一方自衛隊の所有するCH47は1回で10トン運べるのだ。
自衛隊ができることをわざわざアメリカ軍に頼み、人間の弱みにつけこんでオスプレイの評価を上げさせるつもりだったらしいが、逆に日本政府の愚かさとオスプレイの弱点をさらけ出す結果になってしまった。
@mipoko611 21
熊本地震オスプレイ使用についてまとめ
◎米軍の申し出ではなく日本からの要請
◎積載量は垂直離着陸時は9トン以下
◎ヘリなら前日に運べた可能性あり
◎運んだ距離は27キロ
◎強烈な風圧で倒壊家屋近くや弱った地盤付近では使えず
◎着陸地の草地が排気熱で発火しないよう水撒きの手間必要
水まきの手間が必要な意味がもう1つ。
2015年5月の着陸失敗死亡事故の映像と報告がネット上にありますが、事故原因が、the Osprey’s engine failed due to “excessive intake of sand and dirt,” と報告されています。自分で巻き上げた砂ぼこりでエンジンがやられた。軍事専門家の中には、何十年も前に開発を目指した物とはほど遠い失敗作と、公然とゴミ扱いしている人が、けっこういます。
福井さん、コメントありがとうございます。
自分で巻き上げた砂ぼこりでエンジンがやられるとはまるで笑い話ですね。
そんな欠陥品を高い金を出して購入し、国民に騒音や不安をまき散らすなんて信じられません。こんな事を考えている人間を表に引きづり出して天誅を加えてやりたいです。