オスプレイの騒音はたしかにうるさかった。はらわたを揺さぶる低周波の爆音は、誰の体にも不快、苦痛に感じられることだろう。こんなものに1日60回も離発着されたらたまらない。

オスプレイへの関心は高く、思いのほか多くの人たちがデモフライトの様子を黙って見守っていた。県民性として明らかな反対行動を示す人は少ないけれど、本当はみんなすごく不安に思っているのだろう。

帰りの車の中で広々と作られ見晴らしの良い佐賀空港を見ながら思った。爆音をとどろかすオスプレイを運用するとしたらこれほど適地はないだろう。国は絶対に佐賀空港への配備を強引に推し進めてくるはずである。沖縄の反対運動の悲惨さは明日の佐賀の姿だ。佐賀県民よ、大丈夫か? 今、本気で反対しないとたいへんな事になるよ。