政府がオスプレイを佐賀空港に配備しようとしている問題に対して、その動きに加担する自民党県議会議員たちの意識レベルの低さが明らかになりました。
この人たちは県民の代表として政治家になったのではなく、自分たちの利権を守ることしか頭にありません。佐賀の政治は何十年も遅れており、自民党議会議員はその元凶です。
山口県知事は防衛省に対してオスプレイ配備の全体像を明らかにしてほしいと要求しました。それは極めてまともな要求でした。それに対して最近になってようやく防衛省からアメリカ軍の配備は見送るという回答が帰ってきましたが、一時的なその場しのぎの回答である疑いが濃厚です。米軍が佐賀に駐留することになるかどうかは佐賀県民の生活に影響をおよぼす非常に大きな問題です。佐賀県は防衛省に対してもう一度確認のための質問を出しましたが、そのはっきりとした回答を待つこともなく自民党議員たちが動き出しました。なんという浅はかさ!防衛省の回答をきちんと待って議会で結論を出すのが筋というものでしょう。
そういう大問題をないがしろにして話を進めてしまおうという自民党議員。あなた達は県議会議員として県民の気持ちを汲み取るという大事な役割を果たす気がないのだから即刻辞表を出していただきたい。あなた達のやっていることは県民に対する重大な背信行為です。佐賀県民の皆さん、このような無能な議員たちにこれ以上好き勝手にやらせないでください。
自民決議案 オスプレイ受け入れ触れず提出へ
県議会
2016年03月05日 09時50分 佐賀新聞佐賀空港への自衛隊新型輸送機オスプレイ配備計画をめぐり、佐賀県議会最大会派の自民党は4日、計画の全体像や将来像の明確化を進め、議論を加速させる決議案を今議会に提出することを明らかにした。決議案の表題や具体的な文言は今後、各会派と調整を図るが、受け入れ諾否の判断は示さない方向で進める。定例会最終日の24日に提案し、採決する見通し。
議会運営委員会で自民県連政調会長の原田寿雄議員が提出を表明した。原田議員は報道陣に、自民党県連の立場は「慎重に推進」と説明した上で、決議に関しては「結論を求めたり、結論ありきということではない」と受け入れ諾否には踏み込まない考えを述べた。
その上で「安全保障という国の重要な政策について、いつまでも結論を引きずるということはいけない」と指摘、「判断できるような材料をそろえ、議論を進めるための決議と考えている」と意図を語った。
配備計画の明確化を求める山口祥義知事は、防衛省の現地調査について「明確化のために必要」との考えだが、地権者を抱える県有明海漁協は調査自体に難色を示している。
県議会は2010年3月、沖縄県の米軍普天間飛行場の移転先候補に佐賀空港が浮上した時、「軍事利用は不可能」として「移設反対」を全会一致で決議した。自民会派は、今回の決議案では当時の決議を打ち消すような内容にはならないとしている。
=オスプレイ配備の先に=